クルマ、金、女――“ド昭和三拍子”の2つをわかりやすく濃縮したイベントであることが、オートサロンの人気の源泉であることは間違いないだろう
クルマ、金、女――“ド昭和三拍子”の2つをわかりやすく濃縮したイベントであることが、オートサロンの人気の源泉であることは間違いないだろう Photo:Christopher Jue/gettyimages

東京モーターショーが年々元気がなくなりつつあるのに対し、同じクルマの展示イベントであるはずの東京オートサロンは毎年大盛況である。自動車業界からは「まだまだクルマ好きの人が多いこと実感する」などとの声が聞こえる。しかし、業界はこの状況を喜んでばかりはいられない。むしろ、危機感を強めるべきだ。(ジャーナリスト 井元康一郎)

東京オートサロンは大盛況
3日間で33万6000人と過去最高を更新

 毎年1月に開催される改造車の展示イベント「東京オートサロン」。今年の入場者数は3日間で33万6000人と、過去最高を更新した。

「昨年の東京モーターショーも前回比で50万人以上多い130万人入ったということが話題になりましたが、メーカーが社員に入場券を無料で配って動員するなどして盛った数字、無料エリアと有料エリアを行き来した来場者の重複カウントもありました。オートサロンの入場者数がそういうことなしに1日平均11万人というのは、正直大したものだと思います」(自動車業界関係者)

 会場はとにかくにぎやかだ。

 改造車、ドレスアップの大手ブランドにとってはオートサロンが最大の見せ場なのでもちろん力が入る。数千万円のスーパースポーツに派手なデコレーションを施したもの、大音量での再生が可能なオーディオカスタム車、そのほか、クルママニアが喜びそうなデモカーのオンパレードである。