ドナルド・トランプ大統領に対抗して大統領選で共和党候補の指名獲得を目指していたジョー・ウォルシュ元下院議員(58)が撤退した。共和党の候補者選びの初戦となるアイオワ州党員集会でウォルシュ氏は惨敗に終わった。イリノイ州から選出され一期を務めたウォルシュ氏は、その後ラジオ番組の司会者となった。大統領選には昨年8月に参戦。ただ、トランプ氏は共和党内で強固な支持があるうえに現職大統領としての強みがあり、ウォルシュ氏が指名を獲得する可能性は非常に低いとみられていた。ウォルシュ氏は7日、CNNでトランプ氏を「共和党予備選で倒すことは無理」と述べた。共和党は「カルトになった」とも付け加えた。アイオワ州党員集会では、トランプ氏の得票率は97%。ウォルシュ氏の得票率は約1%で、3位に終わった。ビル・ウェルド元マサチューセッツ州知事は1%をやや上回る得票率だった。
トランプ氏対抗のウォルシュ氏、共和党指名争いから撤退
有料会員限定
あなたにおすすめ