ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエコノミスト調査によると、中国での新型コロナウイルス感染拡大が米国の1-3月期の経済成長を圧迫する公算が大きい。月次調査ではエコノミストの83%が、新型ウイルス感染拡大が米1-3月期国内総生産(GDP)成長率に年率で0.5ポイント未満の小さな影響を与えるとみている。0.5ポイントより大きな影響を与えるとみているエコノミストは5%にとどまった。10%は影響なしと予想している。KPMGのチーフエコノミストのコンスタンス・ハンター氏は「新型ウイルス感染による負の需要ショックは大きい」とした上で、「中国のGDPは大幅な影響を受け、これが商品(コモディティー)価格や世界の財とサービスへの需要などあらゆるところに表れる」と述べた。