――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ソフトバンクグループの価値を投資家はどう評価すべきか。営業損益や純資産価値をどう見ればよいのだろうか。  孫正義社長は12日に行った2019年10-12月期(第4四半期)決算会見で、その質問を巡る説明に多くの時間を費やした。孫氏の考えでは、ソフトバンクは通信会社から投資会社に移行したため投資家はその資産というレンズを通して同社を見るべきだ。同氏がそう願うのも当然だろう。ソフトバンクの純資産価値2280億ドル(約25兆0480億円、自社推計)に対し、時価総額は1090億ドルと、半分にとどまっている。