米グーグルのモバイル用基本ソフト(OS)「アンドロイド」の生みの親として知られるアンディ・ルービン氏が設立したスマートフォン開発の新興企業エッセンシャル・プロダクツが事業を停止することになった。同社はこれまで3億3000万ドル(約360億円)を調達していたが、創業から5年もたっていない。エッセンシャルは12日、事業を停止し、自社スマホのソフトウエア更新やカスタマーサポートも行わないと述べた。同社は新しいデバイスの開発を進めていたが、市場には投入されなかった。エッセンシャルは、ここ数年スマホ販売を独占してきた韓国サムスン電子や米アップルに挑戦しようしてきた。中国のインターネットサービス大手テンセントホールディングスや米アマゾン・ドット・コム傘下のアレクサ・ファンドは、エッセンシャルが2017年に行った3億ドルの資金調達ラウンドで出資した。
「アンドロイド」生みの親が創業の新興企業、5年弱で事業停止へ
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