米動画配信大手のネットフリックスは、米メディア・娯楽大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)のスタジオ事業とストリーミング事業の買収に向けて最大250億ドル(約3兆9000億円)の銀行融資枠を確保したと明らかにした。ネットフリックスが22日に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、同社は50億ドルのシニア無担保回転信用ファシリティと、合計200億ドルのシニア無担保繰り延べ引き出し型タームローン2件の契約を結んだ。回転信用ファシリティは、WBD買収を完了してから3年後、買収断念日、または2030年12月19日のいずれか早い時点に満期を迎える。ネットフリックスはこうした資金を今回の買収向けや関連手数料・経費の支払い、債務の借り換え、一般的な事業目的などに使用できる。 繰り延べ引き出し型タームローンの内訳は、2年物100億ドルと3年物100億ドルとなっている。