中国政府は新型コロナウイルス感染拡大の中心地となっている湖北省の共産党トップを更迭し、習近平国家主席に近い上海市長を後任に起用した。感染が全土に広まる中、省政府の対応に中央政府が不満を示した形だ。国営メディアの13日の報道によれば、更迭されたのは湖北省の蒋超良党委員会書記。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は同省武漢市で昨年末から始まった。武漢市のトップである馬国強党委書記も解任され、別の州で書記を務めていた人物が後任に就いたと国営メディアは伝えている。湖北省トップに就く応勇氏(62)は2017年から上海市長を務めていた。
中国、湖北省トップを更迭 新型ウイルス問題
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