米連邦検察は13日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する起訴内容に新たな罪状を追加した。検察は2019年1月、金融詐欺の罪でファーウェイを起訴。13日に公開された起訴状によると、同社と米子会社2社が企業機密の窃取に絡み、共謀などを行ったとの内容を追加した。ニューヨーク州ブルックリン地区の検察当局は、ファーウェイと米中の子会社が米テクノロジー企業6社などから知的財産を窃取を企てた。ファーウェイの企ては成功し、ロボティクスや移動通信用アンテナ技術、インターネット接続ルーターのソースコードに関する非公開の知的財産を取得したとしている。また、ファーウェイによるイランや北朝鮮などの制裁対象国への関与も起訴内容に追加した。