――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ルノー・日産自動車・三菱自動車のアライアンスの核心にあるのは緊張だ。カルロス・ゴーン前会長時代よりも民主的になる必要があり、コストもはるかに積極的に分担しなければならないだろう。当然のことだが投資家は懐疑的だ。  3社のアライアンスにとって、この2日間は厳しいものだった。13日の東京株式市場の取引終了後に、日産は販売低迷を受けて通期配当を引き下げた。2020年3月期通期の営業利益の見通しは850億円へと、従来の1500億ドルから大きく下方修正した。利益率は0.8%を見込んでいることになる。