イスラエル軍は16日、兵士らが1カ月にわたりイスラム原理主義組織ハマスによるフィッシング攻撃の標的になっていたことを明らかにした。若い女性のふりをして違法な写真を交換できるとうその約束をし、スパイウエアをダウンロードさせる手口だったという。ただ早期に検知したため機密情報の流出は回避でき、ハマスのサーバーも破壊したとしている。ハマスはソーシャルメディア上で若いイスラエル人女性と偽ったプロフィルを使い、イスラエル兵と接触し、メッセージアプリのスナップチャットに似たアプリをダウンロードするリンクを開かせていた。イスラエル軍によると、この「ハニートラップ」に数十人の兵士が引っ掛かったという。こうしたサイバー攻撃がハマスによって行われたのは2017年以降、3回目だとしている。