クラッシックフォルクスワーゲンのファンイベントとは?
もしかしたらあなたは、「自動車メーカーやそのディーラーって、いつまでも古い車に乗り続けてるガンコな客に対しては『迷惑千万。早く新しいのに買い替えてくれないかな?』ぐらいに内心は思ってるんだろうな」とお考えかもしれない。
確かに、20年ほど前まではそんな傾向も無きにしもあらずだった。しかし昨今の各社は「ブランドとしての力を増すためには、過去のヘリテージや、それを愛し続ける守旧派カスタマーも丁重に扱ったほうが結局は得策である」と考えているため、古い車もそのガンコなユーザーも、実はわりと大切に扱われている。
その現れのひとつが2019年10月27日に開催されたイベント、「13th Street VWs Jamboree」だ。
これは空冷フォルクスワーゲン(要するにかなり古い世代のフォルクスワーゲン車)のマニアックな専門誌『Street VWs』が毎年主催しているファンイベントで、これまでは東京・お台場で開催されていた。
お台場で開催されていた時代もフォルクスワーゲン グループ ジャパン(日本におけるフォルクスワーゲン車の正規総輸入元。以下VGJ)は、このイベントにさまざまな形で協賛していた。しかし今年は協賛するだけでなく、愛知県のVGJ豊橋インポートセンターを全面開放。「ほぼオフィシャル」的なニュアンスで、古くてマニアックなフォルクスワーゲン車ばかりが集まるイベントに関わることになったのだ。