マーク・アンドリーセン氏は今月上旬、カリフォルニア州メンロパークのホテルで朝食を食べ終えた頃、隣のテーブルに友人のイーゴン・ダーバン氏がいるのを見つけた。投資会社シルバーレイクの共同最高経営責任者(CEO)を務めるダーバン氏は、握手しようと手を差し出した。  アンドリーセン氏は、手の代わりに肘を差し出した。  「われわれはバーチャルな肘バンプ(ぶつけ合い)をするようにしている」とアンドリーセン氏は述べた。同氏が共同創業したベンチャーキャピタル会社アンドリーセン・ホロウィッツは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「握手なし」方針をつくったと説明。