結果を出す上司は「自分と部下は、違う人間だ」と理解している

北野　そんな過去があったんですね。曽山さんの8個のマスにはどんな言葉が入ってるんですか？

曽山　「スピード」「情熱」「生きた証」「努力」……などですね。僕は基本的に、努力を怠らなければかなりいいところまで行ける、という考えなので。長距離走の場合は努力した人のほうが勝つと思います。

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北野　たしかに、このメソッドを使えば、人と自分が違う存在である、という前提で施策を練れますね。僕はよく思いますが、人間は基本的に「自分と同じ方法で他人も成功できるはずだ」と思いたがる傾向にありますよね。でも、それの半分ぐらいは生存者バイアスですよね。もちろん、「誠実さ」みたいな共通の成功要因はあっても、優れたリーダーほど、自分と他人は違うものだ、という前提で施策を練っている気がします。