JA赤字危険度ランキング#大分

 ダイヤモンド編集部の独自試算により、全国にある600JAの「4分の1」が赤字に沈む衝撃的な実態があぶり出された。かねて農協(農業協同組合)は、金融事業で収益を上げて、農業関連事業の赤字を補填することで経営を成り立たせてきた。

 だが、マイナス金利などの影響で“ドル箱”だった金融事業がお荷物と化す。本業の農家支援を疎かにして、金融依存を続けてきた農協は経営が悪化し、吸収合併などで「消える」ことになるだろう。連載『JA赤字危険度ランキング』では、農協ごとの「想定減益額」と「経営健全度(農業関連事業で稼いでいる農協を評価する5指標)」を47都道府県ごとにお届けする。

赤字転落危険度のワースト100JAリストや全国的な傾向については、特集『農業激変 JA大淘汰』(全9回)の#1『「消える農協」はどこだ?JA赤字危険度ランキング【ワースト100】』を参照

 では、大分県のJA赤字危険度ランキングを見てみよう。

【大分・JA赤字危険度ランキング対象農協】
JAおおいた、JA九重町飯田、JA玖珠九重、大分大山町農協