米大統領選の民主党候補指名争いは25日、サウスカロライナ州で開かれたテレビ討論会に舞台を移した。マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長への質問は前回と変わり映えがなかった。ブルームバーグ氏も前回と同じように「目を白黒」させたが、今回は回答もいくらか用意していた。前回の討論会から1週間とたっていなかったが、ブルームバーグ氏は一層の自信をにじませていた。ラスベガスで初めて臨んだ討論会ではぎこちない受け答えが広く批判され、支持者がうろたえたほどだった。14州が予備選を開催するスーパーチューズデーにあと1週間と迫る中、ぎこちない討論は最低限に抑えられた。ブルームバーグ氏はスーパーチューズデーで初めて予備選に参戦する。他の候補者たちがラスベガスのように同氏を標的にするのではなく、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)に照準を合わせたのも追い風だった。