娘夫婦や息子と同居する53歳夫婦
「高齢まで倹約する意味がわからない」
今回の相談者は、娘夫婦や長男と夫婦で同居している53歳の女性です。定年を前に、お金の使い方に悩んでいるといいます。
【相談内容】
<相談者の家族構成と年齢>
Rさん(53歳)パート
夫(53歳)会社員
娘夫婦(ともに32歳)
孫(3歳)
長男(27歳)
<世帯収入(手取り)>
夫 月平均31万円、ボーナス2回計30万円
※60歳定年 退職金350万円ほど 再雇用嘱託65歳まで有り
Rさん 月平均10万円(ボーナスなし)
※来年度 正社員登用 手取り平均20万円ぐらい、ボーナス・退職金なし
定年65歳 再雇用パート75歳まで
娘夫婦から 毎月5万円
※その他、食材やおやつなど差し入れあり
長男 スキルアップのため2年間は専門学校へ
夕食のみ親の負担
その他(ポイントなどの雑収入) 月3万円ほど
<月間支出>22万1000円
光熱費、WiFi 5万円
食費 8万円
小遣い 5万5000円(夫3万円、妻2万5000円)
娯楽(主に美食) 1万円
ガソリン(2人分) 1万円
新聞、携帯料金(2人分) 1万1000円
その他 5000円
※住宅ローンを完済して2年。
<年間支出>45万円
家族旅行(夏20万円、冬10万円、お正月10万円)
車両維持費 5万円
<保険(月額)>4万3800円
家財保険 積立方式 1万円
妻がん保険 3000円
夫疾病保険 5000円
冠婚葬祭互助会2口 4000円
舅(しゅうと)認知症保険 5500円
義理兄生命保険2人 3800円
孫の学資保険(300万円) 1万2500円
<貯蓄>
約700万円
※年間で約300万円預金が可能
<具体的なお悩み>
お金の使い方がわかりません。そして、このまま高齢になるまで倹約を続ける意味がわかりません。娘夫婦には車や結婚祝い等350万円ほど使い、長男にも同じ金額を用意しています。また長男にも子どもができたときは、1人につき学資保険300万円をかけるつもりです。ささやかな預金ですので投資は孫だけと決めております。
夫婦共に医療費はお小遣いで賄ってきました。夫はお小遣いを使わない人なので家で必要な物を購入してくれ300万円ほどへそくりがあり、家族旅行の不足分を出してくれます。夫が外食嫌いなので家での食事は豪華で不満はありません。私は孫と好きに外食に行っています。
太陽光発電の収入は夫婦の誕生日プレゼントに充て、収入に入れておりません。来年から年5万円ほどに減ると思われます。頂き物や当選などが多く家計への貢献度が高いです。私も貴金属がたくさんあり、欲しい物はありません。ただ、このまま預金だけしていれば良いのか、体力のあるうちにもっと楽しんだ方が良いのか悩みます。
◇