米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、2月29日にサウスカロライナ州の予備選が行われ、ジョー・バイデン前副大統領が他候補を大きく引き離し待望の初勝利を収めた。苦戦が続く選挙戦を立て直すのに十分かは不透明な情勢が続く中、今週3日には14州で予備選・党員集会が行われる「スーパーチューズデー」を迎える。サウスカロライナ州の予備選では、民主社会主義者を自認するバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)が2位、富豪のトム・スタイヤー氏が3位につけた。スタイヤー氏はどの候補よりも多い2200万ドル(約23億円)を広告費として同州に投じていたが、予備選後に大統領選からの撤退を表明した。バイデン陣営にとっては黒人有権者からの支持が同州での勝利の鍵を握った。同州では黒人が有権者の57%を占め、出口調査によれば同氏はそのうち61%から支持を集めた。
バイデン氏、勢い乗れるか スーパーチューズデー迫る
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