主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁は3日、新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れリスクから経済を守るため、財政刺激策などで協力する用意があるとする共同声明を発表した。G7の財務相と中銀総裁はこの日、電話会議を開催。その後、「COVID-19が世界の経済成長に及ぼし得る潜在的影響を踏まえ、下振れリスクに対処するためあらゆる適切な政策ツールを活用し、力強く持続可能な成長を達成するために努力することをあらためて確認する」と述べた。ただ、この共同声明では、具体的にどのような措置を取るかについては示されなかった。電話会議には米国のスティーブン・ムニューシン財務長官とジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のほか、日本、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリアの財務相と中銀総裁が参加した。