「零細企業の低賃金拡散現象」が日本の賃金を下落させている
Photo:PIXTA

 11日に春闘の集中回答が行われたが、新型コロナウイルス問題で先行きの不透明感が強まっている

こともあって、ベア・ゼロの大手企業もあった。ただ春闘の対象は労働者の一部にすぎないので、そこでの賃上げは、経済全体の賃金上昇につながらない。実際、日本の賃金は、アベノミクスの期間に下落している。

 人手不足にもかかわらず賃金が上がらないのは、低賃金である零細企業で人減らしが行なわれ、そこから放出される労働力が、規模の大きい企業に非正規で雇用されるからだ。

アベノミクスのもとで
日本の賃金は下落した

 安倍晋三政権は、春闘に介入して賃上げを図った。では、成果はどうだったか?