米大統領選に向けた民主党の候補を選ぶ10日の予備選・党員集会では、ジョー・バイデン前副大統領が主戦場であるミシガン州など複数の州で対抗馬のバーニー・サンダース上院議員を破った。バイデン氏による一連の勝利を受けて、党内では結束して候補者をバイデン氏に一本化し、本選でのドナルド・トランプ大統領との戦いに注力すべきだとの声が高まっている。サンダース氏は地元バーモント州に戻ったが、10日の選挙結果が明らかになって以来、公の場で発言していない。だが、側近らによると15日に予定されているテレビ討論会には参加する方針だ。バイデン氏はアフリカ系米国人や高齢者層、郊外の有権者からの支持を受けて、ミシガン、ミズーリ、ミシシッピ、アイダホの各州で勝利した。一時は3度目の挑戦でも指名を獲得できないのではないかとの見方も出ていたが、ここ数週間に息を吹き返しており、今回の勝利によって復活ぶりが改めて鮮明となった。
バイデン氏の復活鮮明に、「党内結束」へ布石
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