米大統領選に向け民主党の指名獲得を目指しているバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は11日、先行するジョー・バイデン前副大統領に一連のリベラルな主張を受け入れさせるため選挙戦を継続する考えを示した。サンダース氏はバーモント州バーリントンで10日の予備選・党員集会を振り返り、「われわれの陣営にとっては、いい夜とはならなかった」と記者団に語った。それでも、気候変動や所得格差などの問題でバイデン氏と議論を戦わせるため、15日にアリゾナ州フェニックスで開かれる討論会には参加する意向を示した。さらに、自身が掲げる政策は民主党支持者の間で人気が高いものの、11月の大統領選本選でドナルド・トランプ大統領に勝てる可能性はバイデン氏の方が高いとみている有権者が多いことは承知していると述べた。