新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、エコノミストは米経済の成長見通しを大幅に引き下げている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が実施した今月の調査によると、国内総生産(GDP)は4-6月期に縮小が見込まれているほか、エコノミストが予想するリセッション(景気後退)の確率も高まっている。調査に回答したエコノミストはまた、相場の乱高下や新型ウイルスを巡る不透明感を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ来週にも追加利下げに踏み切ると予測している。ドナルド・トランプ米大統領は11日、欧州からの入国を30日間禁止すると発表したが、今回の調査はそれ以前に集計を終えていた。調査に回答したエコノミストは平均で、4-6月期の米GDPは年率換算で0.1%縮小すると予測している。2月の時点では1.9%の成長を見込んでいただけに、大幅な下方修正となった。
米経済、4-6月は新型ウイルスでマイナス成長に=WSJ調査
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