そこで、地味な起業が役に立つのである。著者が初期にサポートした起業家は、自信にあふれたスピリチュアルカウンセラーだった。突き抜けた才能が感じられたが、口座の入金確認やIT関連の仕事は苦手な人だった。そこで事務方の仕事を著者が1つずつこなしていったところ、クライアントは本業に集中でき、年商300万円だったのが、1カ月で4000万円の売上を達成した。そして、クライアントが口コミを広めてくれたせいか、著者には依頼が立て続けにくるようになったという。

 地味な起業は、1件数千円からという価格なので、お小遣い稼ぎのような作業ばかりと思うかもしれない。しかし、小さな仕事が積み上がっていくと、徐々に信頼されて大きな仕事を任されるようになっていく。自分自身を売り込もうとすると思考停止しがちだが、他人のビジネスとなると意外にアイデアが出てくるものでもある。そのアイデアを実践していけば、確実に信頼を獲得していけるはずだ。

◆ビジネスパートナーとの出会い方
◇レベル1:起業家、有名人などのブログ、メルマガに登録

 人のサポートが仕事になるのを踏まえた上で、どうやってサポートする人と出会えばいいのだろう。著者が提案するレベル別の方法のうち、いくつかを紹介しよう。

 地味な起業では依頼主と対面しないまま仕事を進めていくケースがかなり多い。オンラインでコミュニケーションを取ることで、多くの仕事は成立する。

 そこで、最初のステップとして、サポートしたい人のブログやメルマガに読者登録したり、SNSアカウントをフォローしたりしておくといい。人材募集にブログやメルマガを使う人は意外と多いのだ。このようなSNSを駆使した採用方法は、就職・転職サイトを通じた従来型の採用よりも圧倒的に低コストだ。加えて、そもそも事業に興味がある人が対象であるためモチベーションが高い人材を採用しやすいというメリットがあるのだ。

 また、注意して見ていると、「イベントのボランティアスタッフ募集」などが告知されていることもある。ボランティアへの参加をきっかけとして、サポートしたい人との面識を得ることもできる。

 さらに、裏ワザのひとつとして、メルマガに返信するというやり方がある。一般的にメルマガは、送り手が読者へ送信するだけのツールと思われている。だからこそ、メルマガに返信をすると目立つ。メルマガの内容を実践した感想を送ると、発行者はとても喜んでくれる。メルマガに限らず、気になる人や応援したい人の発信には、どんどんリアクションするのがおすすめである。