年収1000万円超は4.2%いるものの、
「年収1500万円超」はわずか1.1%と大きな壁に
国税庁の民間給与実態統計調査結果によると、平成28年の1人あたり平均給与は422万円です。給与階級別の分布を見ると300万円超 400万円以下の層が 全体の17.5%で最も多く、200万円超300万円以下が16.3%で続いています。
一方、給与収入が1000万円を超える高所得者層はどれくらいいるのか。この調査では1000万円以上は500万円刻みになっており、以下のような結果になっています
1000万円超~1500万円以下 3.1%
1500万円超 2000万円以下 0.7%
2000万円超 2500万円以下 0.2%
2500万円超 0.2%
これらを合計すると全体の4.2%が年間の給与収入が1000万円超という計算になりますが、1000万円以上のなかでも1500万円のラインで大きな段差があることがわかります。高所得者層でも年収1500万円の壁があり、これを乗り越えられる人は非常に少ないのです。
主にマネージャークラスや経営幹部層の人材紹介を手掛けている我々の実感としても、年収1200万円までの人はよく見かけますが、年収1500万円以上の人はぐっと少なくなります。