米軍は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、軍の研究所を開放し医療機器も提供すると明らかにした。病院船派遣の準備も進めるとした。マーク・エスパー国防長官は、新型コロナへの対応で最前線の現場に立つ人たちのために軍が最大500万個の保護マスクなどを配布するとともに、人工呼吸器を最大2000台提供すると述べた。エスパー氏によると、国防総省は民間人の新型コロナ検査を行うため最大16カ所の研究所を開放する。州兵や予備役をさらに招集する可能性もあるという。複数の当局者は、新型コロナの感染者が増え、現地の病院で対応しきれない地域が出た場合に備え、海軍の病院船「コンフォート」と「マーシー」の派遣準備を進めていると話した。エスパー氏は正式な派遣要請はまだないと述べた。
米軍、病院船の派遣準備 研究所も開放
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