国内にいながら海外ETFへ投資ができる

 ここでは東京証券取引所や大阪取引所(デリバティブ市場)などを運営する日本取引所グループが発表しているデータから、日本のETFで売買代金の大きいトップ10のデータから、まず結論をお話ししたいと思います。

 短期取引のツールとして用いられるものが取引上位で、長期投資に向かない(聞き慣れない言葉も多いと思いますが)レバレッジ型、ダブル型、インバース型などが売買代金の86%を占めていました。

 これらはリスクが高く、長期投資にはあまり向かない商品です。

 退職金をこのような商品に投資して、一攫千金を狙うつもりが、大損で高い授業料を払うことがないように、くれぐれも注意してください。

 世界のETF市場では、インデックス型のベーシックなETFに資金が集まっています。長期の資産運用で、ある程度のまとまった金額ならば、国内ETFではなく、海外ETFを買うことも検討してみてはいかがでしょうか。

日本のETF(上場投資信託)で、売買代金の大きいトップ10は何か?