考え事をする女の子写真はイメージです Photo:PIXTA

前編に続き、「危ない塾の見極め方」について解説していきます。塾選びの際には、「合格実績」を参考にすることが多いと思います。「公表されている数字」だけでなく、「公表の仕方」にも注目してみましょう。わが子に合う塾を見極めるポイントが隠れています。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)

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「危ない塾」の見極め方(3)
「合格実績の出し方」で“教育観”がわかる

 春の時期は合格実績も塾選びや塾替えの参考になりますが。その数字の出し方には、塾ごとの「教育観」が出ます。

 例えば、難関校を大きな字で掲載する塾もあれば、アイウエオ順で掲載する塾もあります。全部の学校を出さずに、「その他多数」のような表記をしてしまう塾は、その学校に受かった生徒をなんと思っているのでしょうか?

 また、本来は自分が通うスクールの合格実績が一番知りたいのに、その数字は「個別にお問い合わせください」となっていたりもします。ある大手大学受験予備校が、合格実績を公開しないことを決定しましたが、昨今は一番知りたい情報が開示されていないこともあります。

 保護者が塾の合格実績を見るときに注意したいのは、きちんとその塾の指導を受けた生徒の実績を誠実に公開しているかどうか。そして、入塾を検討する生徒に対して誠実な内容になっているかどうかです。