下げ止まるのはいつなのか
ジェットコースターの「コロナ相場」
今回のコロナショック、株式投資家としてはたまらない状況です。私がダイヤモンド・オンラインに最初に新型肺炎の記事を書いた1月17日が日経平均のピークで、そこから2カ月の間、株価はジェットコースターのように下落を続けています。
1月17日に2万4115円の高値をつけた日経平均は、3月18日の安値で1万6358円まで下がりました。特にヨーロッパ全域にコロナが広がってからここまでの2週間の下げがきつい状況です。
さて、株価はこれからどうなるのでしょうか。
「そんなことがわかったら誰だって儲けられるよ。先行きがわからないから、株式投資は不安なんじゃないか!」というのが正論ではありますが、とはいえ「〇〇ショック」と呼ばれる場合の株価の動きには、一定の法則があることも事実です。
あくまで自己責任で「読み物」として読んでいただきたいのですが、コロナ相場はトイレットペーパーが店頭から消えたのと同じく、不合理な人間の行動によって増幅されています。冷静に分析すると「こんなことが言えるのではないか」というのが、この記事の趣旨です。
(1)今の株価は金融理論的に見れば下げすぎ
(2)でも日経平均は、これから少なくとももう一度、がくんと下がる
(3)ショックで世の中が最も悲観的な気持ちになったときに、株を買うのは正解
なぜそう言えるのか、わかりやすく解説してみましょう。