23日の米国株式市場で、アップルの時価総額が1兆ドル(約110兆円)の節目を割り込んで引けた。これにより米企業で「1兆ドルクラブ」に残るのはマイクロソフトだけとなった。  同日の米国株は、新型コロナウイルス感染拡大に加え、経済対策法案を巡る議会の対立継続が不安視され、大幅続落した。アップルは前週末比2.1%安の224.37ドルで終了し、時価総額は約9820億ドルとなった。  アップルの時価総額は昨年10月以降、1兆ドルの大台を上回っており、2月12日のピーク時には1兆4000億ドル超に達していた。だがそれ以降、株価は新型コロナによる影響で31%値下がりしている。