ドラッグストアの店頭でマスクを見かけなくなって久しい。マスク不足は明らかだ。しかしその一方で、道行く人は皆、マスクをしている。単純な疑問なのだが、皆さんはどこでマスクを手に入れたのでしょうか?(取材・文/フリーライター 鎌田和歌)
マスクは
どこで買った?
つい2カ月ほど前には、これほどマスクが手に入りづらくなるとは思わなかった。わが家の場合、1月の下旬に家人が「一応マスクを買っておくか」と言い出し、その翌日に2袋、10枚ほどマスクを購入した。それからすぐに店頭からマスクがなくなった。
現在は、その10枚と、薬箱に眠っていた在庫マスクを不衛生な話ではあるが使い回しているところだ。幸い、リモートワークが推奨されていたり、いろいろなイベントが中止となって外出が減っていることもあり、マスクをつける機会が少ないために何とかなっている。
「マスクが足りない」とは言うけれど、それでも電車に乗れば9割がたの人は、白・黒・グレーなどさまざまな色のマスクを着用している。きっとどこからか調達したのであろうし、筆者のように使い捨てマスクを何度も使っている人もいるだろう。それでは一体、どこから調達したのだろうか。地味な回答になるであろうことは承知で聞いてみたい。