【ワシントン】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、米国では今春に予定されていた死刑執行に支障が出ている。  テキサス州刑事控訴裁判所は先週、3月に刑執行が予定されていた死刑囚2人に60日間の猶予を認めた。その理由として、「現在の健康危機とそうした緊急事態への対応に大量のリソースが必要」なことを挙げた。  テネシー州の最高裁も死刑囚による6月4日の刑執行の半年猶予の申し立てを検討している。  米非営利団体の死刑情報センターによると、他州の死刑囚も同様の申し立てを行うとみられる。 。