世界の多くの国々が封鎖状態となる中、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、あらゆる場所で個人の自由を徐々に削り取っている。このパンデミックはまた、民主的な機構と管理手法を弱める言い訳としても使われており、こうした独裁主義化の流れは、現在の公衆衛生上の危機が後退した後も継続する可能性がある。  ロシアでは、ウラジーミル・プーチン大統領が今月、議会に大統領の任期制限の撤廃を盛り込んだ改憲案を承認させた。これは、彼が一生大統領の座にとどまれることを保証するものだ。