日本の匿名掲示板として圧倒的な存在感を誇った「2ちゃんねる」や動画サイト「ニコニコ動画」などを手掛け、いまも英語圏最大の匿名掲示板「4chan」や新サービス「ペンギン村」の管理人を続けるひろゆき氏。
早くも3万部を突破した新刊1%の努力』では、そこに至る根っこの部分を掘り下げ、いかに彼が今の立ち位置を築き上げてきたのかを明らかに語った。

「努力はしてこなかったが、僕は食いっぱぐれているわけではない。
 つまり、『1%の努力』はしてきたわけだ」
「世の中、努力信仰で蔓延している。それを企業のトップが平気で口にする。
 ムダな努力は、不幸な人を増やしかねないので、あまりよくない。
 そんな思いから、この企画がはじまった」(本書内容より)

今回は、「自身のポジション取り」について語る――

逆張りか、紋切り型か

「アメリカ人は自己主張をし、日本人は空気を読む」
そんな話をよく聞くが、実際に留学したり海外旅行をしたりしても、そのとおりだと感じることが多い。

ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

なぜ、そうなるのだろうか。
人と人の距離に理由があるかもしれない。
日本では、電車やバスの公共交通機関での移動が多かったり、飲食店のスペースも狭いし、集合住宅も多い。物理的に人と人の距離が縮まれば、おのずと相手のことを考えざるを得ない

あえて他の人と接触しない生活を送るのが効果的かもしれない。自転車で移動したり、歩いたりする時間を増やす。あるいは、家族や職場から離れて1人になれる時間を増やす。そうやって意図的にやらないと、自分の意見を作れない。

会議で無言になっていないか?

仕事の基本は、打ち合わせだ。
人と話をする。それが仕事のベースにあることだろう。

そこで大事なことは、シンプルだが、「とにかく意見を出す」ということだ。
みんな空気を読むことが得意なので、意見を言うことは苦手だ。

そこを逆手にとって、僕は積極的にやるようにしている。
間違っていてもかまわない。量的にたくさんの発言をすることを心がける

意見を出すことのメリットは、「実作業が自分に投げられることがない」ということだ。
何も発言していない人は、心理的に「じゃあ、私がやります」と言って手を挙げてくれる。こんなにおいしいことはない。

「いつだって、発信者は強い」

というのは、覚えておくといいかもしれない。