イランまたは同国が支援する勢力がイラク駐留米軍への本格的な攻撃を計画している可能性があることが、米国が中東地域で得た情報から分かった。この情報を監視している当局者らが明らかにした。米政府当局者は1日、「かなり深刻な事が進展しつつあることをわれわれは確認している」と述べた。情報はここ2週間ほどで収集されたもので、「間もなく何かが起こるとみている」。カタイブ・ヒズボラなどのイスラム教シーア派武装組織はここ数週間、イラク駐留米軍を標的としロケット弾を繰り返し打ち込んでいる。3月には米国などの有志連合軍が駐留するイラクのタジ基地がロケット攻撃を受け、米国と英国の兵士が3人死亡した。こうしたロケット弾による攻撃は一般的には挑発行為として受け止められているが、今後起こる可能性がある攻撃はより深刻なものになると考えられると米政府当局者は述べた。
イラン関連勢力、駐イラク米軍攻撃を計画か 米情報
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