米大統領選に向けた民主党の候補指名争いをリードするジョー・バイデン前副大統領が、新型コロナウイルス対策の策定を進めている。同氏が大統領選で勝利した場合の政策方針を知る手掛かりとなるかもしれない。バイデン氏は、自身の選挙陣営の顧問や外部の経済専門家と動画や電話で毎日協議し、経済政策について話し合っている。ドナルド・トランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けホワイトハウスで毎日記者会見を行っており、バイデン氏もそれに対抗せざるを得なくなっている。大統領選本番に向け、トランプ氏の経済・公衆衛生対策に対抗する狙いがある。バイデン氏は、2兆ドル(約218兆円)規模の経済政策の実行や、迅速な国民への現金給付および中小企業融資の必要性に重きを置いている。複数の顧問によると、会議でのバイデン氏の質問は、各州が失業対策の担当者をどのように確保するかなど実務的な内容となるケースが多いという。
バイデン氏、新型コロナ対策でトランプ氏に対抗
選挙顧問や外部の経済専門家と動画や電話で毎日協議し、経済政策について話し合っている
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