「自信のない自分」は、
 簡単にはなくならない

山口マユウ山口マユウ
一般社団法人 日本 DF WALK協会代表
「90歳になってもハイヒールの履ける(ゴルフができる)人生を」をコンセプトに、ウォーキングを通して活力寿命延伸活動を推進。
指導実績6万人以上。受講生は、モデル・女優・各種企業・学校・行政からの信頼も厚く、お客様向けイベント・セミナーや社員研修、講演を中心に活動を行っている。
資格制度を設け、日本と中国で認定ウォーキングインストラクターを育成。女優やモデルだけでなく一般の人たちを数々のコンテストのグランプリやファイナリストに育成する手腕が注目を集めている。自身も、第4回「ミセス日本グランプリ」40代グランプリ受賞。
また、「ビビノバスリムサポートインソール」をプロデュースし、ディノス通販売れ筋ランキング「バッグ・靴・アクセサリー部門」第1位、テレビ通販QVCジャパン売れ筋ランキング「健康・ダイエット部門」第2位。QVCジャパンでは、出演するたびに完売が続いている。

──マユウさんは、心から誇りを持ってお仕事されているように見えます。
自信を持って行動できるようになってきたのは、いつ頃からだったのでしょうか。

山口:子どもの頃はむしろ、背が高いのがコンプレックスでした。
だから、ずっと背が低く見えるように、目立たないようにしていましたね。
背が高いと、身長を測るときに注目されてしまうのです。
私だけ写真を撮ると顔1個分、出てしまったりして。
田舎だったから、「背が高いとお嫁にいけない」って大人にいわれてましたね。
全然かわいく見られないんですよ(笑)。
いいことがなくて、すごく嫌でしたね。

でも、大人になって都会に出てきたら、「背が高くてカッコいいね」といわれたのです。
「え、背が高いことをカッコいいって表現する人がいるんだ!」とびっくりして。
だけど、嬉しかったですね。
「背の高い女性に憧れてくれる人がいる」と知ったことが、一つの自信につながった。

──それから、モデルのお仕事をされるようになったのですね。

山口:そう、雑誌の読者モデルにお声がけいただいて。
「ミス・ユニバース・ジャパン」にも1回だけチャレンジしたんですよ。
みんな、すごくきれいなんです。
スタイルもいいし。都会に出てある程度は自信がついたはずなのに、場違いの場所にきてしまったとそこから自信のない自分が出てきてしまって……。
それで、私、今でも覚えてるんですけど、大会最後のスピーチの締めくくりを、
「こんな私ですが、
よろしくお願いします」

といってしまったのです。
「こんな私ですが」って、自己否定ですよね。
後悔したけど、出た瞬間、もう遅かった。
普段思っていたことが出てしまったのでしょうね。