ダイエットをして体重は落とせても、一番落ちてほしくない胸から落ちてしまい、なぜか下半身は太いまま……なんてことありませんか?こんなお悩みに答えをくれるのは、18年間ダイエット女性の食事記録をとり、細かく体のサイズの変化を計ることで「何を食べると、どこが太るか」を研究しつづけてきた、プロポーション研究家の蓮水カノンさん。著書『下半身からやせる食べ方』の中から、4,000人に指導した運動なしで、やせたいところからやせる食べ方を教えていただきました。

野菜をたくさん食べ過ぎると太る

一般的に、「健康のためには野菜をたくさん食べたほうがいい」といわれているので、ダイエット中も野菜を頑張って食べている方は多いと思います。ですが、野菜の食べ過ぎも太る原因のひとつ。

私は、青山のダイエットサロンで18年間、食事指導によるプロポーション改善のお手伝いをしてきましたが、サロンでとっているお客様の食事記録のデータでは、58キロ以上で、バストのふくらみがある女性らしい体型ながらも太っている方の多くは、野菜をしっかり食べています。さらに詳しく食事記録を見てみると、コンビニのサラダパック1袋120グラム位の量を1回の食事で食べきり、さらに根菜類の煮物や、具だくさん味噌汁、鍋物、炒め物などを1食に必ず1品から3品程度食べていることが多いのです。

野菜は栄養豊富ですが、実はお腹の中にたまりやすい食べ物。そのため、たとえば内視鏡で大腸検査をするときには、検査前に食べないよう注意されることもあります。体にいいからと食べ過ぎていると、その分長くお腹にたまってしまい、下腹が出て、カロリー以上に太ることになるのです。私自身、一時期、生野菜やゆで野菜・海藻を1日350グラム、30品目食べることに挑戦したことがあります。ですが、ウエストは太くなるし、便秘になるしと結果はさんざん。そのうえ、お金はかかるわ、食べきれずに傷んでしまった野菜は捨てることになるわで、とても続けられませんでした。

一方、やせていてバストが小さい割に脚が太い、という下半身太りの方のほとんどは、生野菜も火を通した野菜も食べていません。1週間に1回も野菜メニューが出てこない方も多いのです。つまり、野菜をまったくとらないのも、排出がうまくできないのでNGということです。とすると、1食に食べる野菜の適量は、「100グラム以上(太っている方が1食でとっている野菜の量)」と、「野菜なし(やせているのに下半身太りしている方がとっている野菜の量)」の中間がよいのではないかと考えられます。というわけで、体にたまらず、でもしっかり体の中で便をつくることができる量・50グラムを、私は1食でとる野菜の量として、サロンでおすすめしているのです。