米フェイスブックは、遠隔会議サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズに対抗し、新たな動画チャット機能を導入すると明らかにした。「メッセンジャー・ルーム」と呼ばれるこの新サービスでは、招待ベースで、最大50人まで動画チャットに参加できる。ゲームの利用者や「メッセンジャー・キッズ」、「フェイスブック・デーティング」などのアプリ利用者も追加の動画機能が利用できる。フェイスブックを巡っては1年前、ニュージーランドのモスク(イスラム教礼拝堂)で起きた銃乱射事件で、白人至上主義の銃撃犯が犯行の現場をフェイスブック上で生中継していたことが発覚。ライブ動画の規定を厳しくするなど対応を迫られた経緯がある。だが、新型コロナウイルスの封じ込めに向けた自宅待機命令を受け、足元ではライブ動画への需要が急増。ズームの利用者が昨年末の1000万人から2億人に急増するなどしており、フェイスブックも動画サービス重視の方針に再び注力する構えだ。
フェイスブック、新動画チャット導入 ズームに対抗
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