米グーグル親会社アルファベットが28日公表した1-3月期(第1四半期)決算は、増収を維持した。新型コロナウイルス流行により、米企業は大きな打撃を受けているが、ハイテク大手はうまく乗り切っていることを示唆した。総売上高は前年同期比13%増の412億ドル。ファクトセットがまとめた市場予想は408億ドルだった。決算の発表を受けて、アルファベットの株価は時間外取引で3%値上がり。利益は前年の66億ドルから80億ドルに増えた。収益の柱であるネット広告の市場では、旅行や小売り業界などが広告出稿を大きく減らしている。一方で、動画共有サイトのユーチューブは、コロナ封じ込めに向けた都市封鎖措置が追い風となって視聴が増えており、関連の広告もおそらく伸びているとみられている。