米下院司法委員会は1日、米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス会長兼最高経営責任者(CEO)に対し、プライベートブランド(PB)商品を巡る慣行について議会証言を求める召喚状を送付した。司法委は、アマゾンが同社のプラットフォームを利用する外部出店者のデータを活用して競合商品を開発していたとするウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道に言及。「これらの報道は、アマゾンの20人以上の元・現従業員へのインタビューや社内文書に基づくものだ」とした上で、「もしこれらの主張が事実なら、アマゾンは外部出店者の商売上の極秘データを無断で使用するため、米最大のオンラインマーケットプレイス事業者としての立場を不当に利用し、またこれらの出店者と直接競合するためそのデータを使用した」と述べた。