IT(情報技術)関連請負業のシェリル・ドップさん(54)は何年もの間、民泊仲介サイトのエアビーアンドビー(Airbnb)からの着信を知らせるスマートフォンの音を「マジカルマネー」の音だと考えていた。ニュージャージー州ジャージーシティーに保有する物件を同サイト経由で貸し出し、月間8000ドル(約86万円)超を手にすることもあったからだ。この金額は長期賃貸料の2倍に相当する。  今では、ドップさんはエアビーの音をキャンセルや経済的困窮と結びつけるようになった。3月には1晩で約1万ドル(約107万円)の予約が取り消されたと話している。