新型コロナウイルスに過去に感染し、すでに回復した可能性を調べるための抗体検査キットが、現在米国内で100種類以上出回っている。しかし、規制当局によって審査され信頼性が確認されたものは数例にすぎない。高い品質の検査はまだ、広く利用できる状況にはない。科学者らは、正確な検査で陽性の判定が出たからと言って、免疫の獲得が保証されるわけではないと警告している。しかし政府や公衆衛生当局は、人々の血液中に含まれる抗体について広範な検査を開始している。目的は、このウイルスがどれだけ広がっているかをより正確に知ることだ。公衆衛生当局や疫学者によれば、少なくとも当面は、こうした感染率調査が抗体検査の最も有用な活用法だという。
コロナ抗体検査、信頼性と有用性は未知数
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