排気量50cc以下のいわゆる「原チャリ」に乗ったことがある人の中には、次のように感じたことがある人が多いのではないか。「大きなオートバイよりも原チャリのほうが、白バイの取り締まりが厳しい」と。筆者もそう感じる一人だ。そこで、排気量区分別の違反件数を調べてみると、驚きの結果が明らかになった。(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)
原チャリの違反は
バイクの3倍以上
新型コロナウイルスの影響で公共交通機関の利用者が激減する中、足元の二輪車販売が伸びている。
日本自動車工業会によると、二輪車4社の2020年3月の国内出荷台数は前年同月比7.3%増の3万6847台で、3年ぶりのプラスとなった。
3月の内訳をみると、排気量251cc以上の小型二輪は4973台(86%)と落ち込んだ一方、市場縮小が続く排気量50cc以下の原付一種、いわゆる「原チャリ」は1万4515台(前年同期比99%)とほぼ横ばいを維持。
さらに原付二種(排気量51~125cc)は1万0441台(同110.4%)、軽二輪(排気量126~250cc)は6918台(同156.4%)と大幅に増加。
原付や軽二輪などの需要が堅調な背景には、通勤手段などで購入するケースが増えたこともあるようだ。