20年以上、世界一流メゾンに愛され続けるトップモデルの冨永愛さん。その知られざるビューティライフの全貌を綴った著書『冨永愛 美の法則』では、「今の年齢のベストを目指す」ことが大事だと語っています。
そのためにも、今の自分と向き合い、日々美容やボディメイクを微調整しているそう。
今回はその中から、ボディメイクで重要視しているポイントについて紹介します。

撮影/下村一喜 『冨永愛 美の法則』より

30代で2度の曲がり角を経験してから……

意外に思われるかもしれないけれど、私が自分の体について本当に真剣に考え始めたのは、ここ5、6年のこと。きっかけは、30代前半で体の機能がガクッと落ちて、30代中盤でまたガクッとなって。2段階の曲がり角を体感したからだ。

ボディラインが崩れた冨永愛を許すことができなくて、クオリティは決して落とさず、いい状態をキープするやり方を根本的に見直した。

そんな私が、いま重要視しているのは、「体幹」と「ヒップ」。

私たちモデルが体幹のトレーニングを重視するのには、理由がある。

スムーズに自分の思いどおりに体を動かすためには、体幹をしっかり鍛えておく必要がある。体幹さえ鍛えておけば、きちんと歩けるし、立てるし、血流も良くなる。

ランウェイや撮影現場で、体幹が弱くきちんと立てないモデルは、意志をもってそこに存在していないといった印象を受ける。地に足がついていないように見えるのだ。

そして、もう一つ重要なヒップのトレーニング。

モデルにとって、ヒップラインはとても大事。日本にはもともと、着物による平面的な服飾文化があり、日本人の体は平面的だから、着物を美しく着こなすことができる。日本人を最も美しく見せてくれるものも、着物だと思う。

欧米人の体はバストもヒップもボリュームがあって立体的。だからドレスも立体的に作られている。

そんなドレスを日本人が完璧に着こなすのは難しいから、私はお尻がぺったんこにならないように、「ドレスはお尻で着る!」というスローガンを打ち立てて「尻トレ」に励んでいる。それは、ドレスではなくパンツルックだとしてもいえること。

ほかにもいろいろなトレーニングを試している。ヨガ、ピラティス、キックボクシング、ボクシング、バレエ……いずれも体幹を強くし、ヒップを引き上げるのに役立つものだ。

本原稿は、冨永 愛著『冨永愛 美の法則』のレッスン3「最高のボディデザイン」からの抜粋です。『冨永愛 美の法則』では、家でできる体幹やヒップのトレーニング法のほか、スーパーモデルならではの美容テクニックもたっぷり収録されています。あなたもこの夏、「美しい人になる習慣」を身につけてみませんか?