「著者からのメッセージ」
人一倍、見た目が重視されるモデルの世界にいる私が言うと、
信じがたい言葉に聞こえるかもしれないけれど──。
何が幸せで、何が豊かな人生なのか考えるとき、
本当に大事なのは見た目ではない。
すべては心の持ちようだ。そう実感している。
精神論のように聞こえるかもしれないけれど、
20年間、世界のランウェイを歩き、
究極の美の価値観に触れてきた私がいま言えること。
他人と外見を比べて美を追求しても、幸せを感じるのは一瞬で、
すぐにまた焦燥感に苛(さいな)まれるようになる。
上には上がいるし、人の欲望には際限がない。
だから他人と比べず、自分の美を追求していくことが、
幸せへの第一歩なのだ。
それに、見た目の良し悪しというのは、他人の主観に過ぎない。
世の中できれいとされている人は誰が決めたのか?
それは、あなたではないはず。子どものころ背が高過ぎて、
「巨人だ」「宇宙人だ」と揶揄(やゆ)されていた私も、
モデルの世界に入れば、
そこら中にいる同じような体型の人たちの中の一人でしかなかった。
自分が特別に変わっていると思っていても、別の世界に行けば、
それが当たり前になることがある──世界は広いのだ。
美の価値観は多種多様。
だから美しくなりたいと願うなら、
”自分にとっての美しさ”とは何か──。
”どういう類(たぐ)いの美しさ”を手に入れるべきなのか──。
この本をきっかけにして、とことん考えてみるのはいかがだろうか。
自分らしさを追求し、磨く。
それが、誰もが最高に輝ける秘訣だと思っている。
私もそうやって、トップモデルを目指してきた。
この本では、職業上”美しさとは何か”ということを、
つねに考えてきた私のビューティーチップスをお話ししていこうと思う。
これはあくまでも、私個人の話であり、みんなに当てはまる法則ではない。
しかし、この本を手にとってくれた人たちは、
きっと今よりもベターな自分を求めているはず。
それは、私も同じ──。
その探究心が、自分をさらなる高みへ連れて行ってくれるはず。
(『冨永愛 美の法則』PROLOGUEからの抜粋です)
■新刊書籍のご案内
★世界的トップモデル冨永愛のランウェイで学び得た「美しい人になる習慣」。
★究極の美肌術、ボディメイク、美しい歩き方、食べ方、仕事、セックス、美の哲学ほか、アジアを代表するスーパーモデルのビューティーライフ。
★20年間、パリコレをはじめ、世界最高の美の価値観に触れてきた著者だからこそ話せる「美の法則」。
究極のツヤ肌、ボディメイク、食事、仕事、そして、美しくいるための「私らしい生き方」まで――。
世界的トップモデルの冨永愛が初めて語った美の秘訣とは?
17歳でNYコレクションデビューし、瞬く間にアジアを代表するモデルとなった冨永愛さん。2014年から3年間の休業を経て、30代後半で世界一流メゾンのランウェイに返り咲いた彼女初のビューティーブック『冨永愛 美の法則』が3月12日発売になります。
本作では、「美しい立ち方・座り方・立ち方」など、モデルとして培ってきたノウハウはもちろん、「メイク落としのマイルール」「お風呂でできる小顔ストレッチ」「ハリのあるバスト、女性らしいカーブをつくるヒップのマッサージ法」まで、誰でも明日からマネできるスキンケア、ボディケアまでを初公開! スーパーモデルとして今なお第一線で活躍する著者だからこそ話せる「美しさの本質」がたっぷりと収録されています。
【本書の目次(抜粋)】
プロローグ
LESSON.1 美しくなるために必要なこと
美しさは生き方からあふれ出るもの
いつでも裸になれる準備はできている?
美の基本軸はバランス ほか
LESSON.2 美人オーラのつくり方
美しい立ち方
美しい座り方
美しい歩き方
美オーラをまとうイメージトレーニング ほか
LESSON.3 最高のボディデザイン
家でおこなう体幹トレーニング
美尻をつくる筋トレ
私のジムトレーニングメニュー ほか
LESSON.4 究極のビューティータイム
私の美容マイルール
年齢に合わせてスキンケアもアップデート
むくみ解消、肩甲骨ストレッチ ほか
LESSON.5 内側からきれいになる食事術
きれいになる食べ方、飲み方 ほか
LESSON.6 働く女性が輝くために大切なこと
アナ・ウィンターに学ぶこと
私が苛烈な競争社会で自分を見失わなかった理由
苦い思いは糧になる
集中力を高めるプチ瞑想 ほか
LESSON.7 夢をかなえるセルフマネジメント
自分をアップデートする
自分を好きになる方法
マイナスをプラスに反転させる力 ほか