米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は11日、カリフォルニア州サンフランシスコ郊外にある国内唯一の組立工場で生産を再開すると発表した。地元当局は新型コロナウイルスの感染拡大阻止策の一環で、同工場の閉鎖を続けるよう命じている。マスク氏はツイッターへの投稿でこの計画を発表し、「みんなと一緒に私も工場ラインに立つ」とし、逮捕するなら「私だけにしてもらいたい」と述べた。テスラは9日、同工場の再開を認めるよう連邦裁判所に提訴。カリフォルニア州知事が製造業の活動を再開させたにもかかわらず、同工場のあるアラメダ郡がそれを認めないことは権限を逸脱する行為だと主張した。マスク氏はアラメダ郡の判断を強く批判し、テスラ本社を州外に移転するとまで述べている。