米ライドシェア最大手ウーバー・テクノロジーズによる料理宅配サービスのグラブハブの買収提案を巡り、両社の最高経営責任者(CEO)は買収価格を詰めようと週末も協議を続けた。事情に詳しい複数の関係者によると、グラブハブのマット・マロニーCEOは17日、ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOに対し、グラブハブ1株につきウーバー株1.9株を割り当てるというウーバーの直近の提案は低すぎると伝えた。コスロシャヒCEOは1.925株まで引き上げられる可能性があると応じたが、グラブハブが求める価格をまだ大きく下回っている。両社が価格で合意に達する保証はなく、合意に達したとしても、グラブハブとウーバーの料理宅配門ウーバーイーツの統合に向け交渉すべき項目が残っている。関係者によると、合意に達するとしても数日以内に実現する可能性は低い。