マイク・ポンペオ米国務長官は13日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とエルサレムで会談し、イスラエルと中国の経済的結び付きがさらに強まれば、米イスラエル関係に害を及ぼすと警告した。米国の現政権はイスラエルに対して過去のどの政権よりもずっと友好的な姿勢を示しているだけに、このメッセージには強い影響力がある。ポンペオ氏は、世界が中国との関係で新たな時代に入っていることを強調した。オバマ政権下でも、中国の敵対的行動に対する反発は一部で見られたが、トランプ政権になってからはさらに反発が強まり、それは超党派的な動きになった。中国への反撃は今や米国の政策であり、11月の米大統領選挙で誰が当選しても継続するとみられる。イスラエルの主な関心事は依然としてイランなど周辺地域の状況だが、世界にとっての新たな重大戦略課題を無視することはできない。
【寄稿】米イスラエル関係を阻害する中国問題
イスラエルが中国との経済的関係を深めれば、米国との友好関係が危うくなる
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