米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは追加の人員削減と多数のオフィス閉鎖に乗り出す。また、物流事業から自動運転技術に至るまでさまざまな分野における事業を見直している。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を切り抜けようと試みている。コスロシャヒ氏は18日の従業員向け電子メールで、45カ所のオフィス閉鎖のほか、3000人を追加削減する計画を発表した。同社はわずか2週間弱前に、約3700人の人員削減や固定費10億ドル超の削減計画を明らかにしたばかり。ウーバーはこれにより、1カ月未満で全従業員の約4分の1に当たる人員削減を発表した形だ。外出制限令はウーバーの中核事業である配車サービスに大きな打撃をもたらした。パンデミックの発生前には配車サービスが同社売上高の4分の3を占めていたが、4月の利用回数は前年同月比80%減少した。