電子商取引(EC)の分野では、アマゾン・ドット・コムが年間2400億ドル(約25兆8000億円)以上を稼ぎ出し、今も急成長を続ける中で、多くの競合企業が伸びる余地はなさそうに思われる。だが、フェイスブックは賢明にもそうは考えていない。同社は19日、ECの新機能「ショップス(Shops)」を発表した。フェイスブックや傘下の写真共有アプリ「インスタグラム」のプラットフォーム上で小規模事業者が簡単にオンライン店舗を開設できるようになる。また、「ショピファイ」など他のネット通販サイトを利用する事業者にはそうしたサイトへのリンクを認める。これにより、フェイスブックの関連アプリ全体で現在23億6000万人を数えるデイリーユーザー基盤を活用できる。